お知らせ

第20期修了生の声

2020/09/28

第20期JLCC生の二コラさんからプログラムの感想をいただきました。

「JLCC20期の想い」 国立東洋言語文化大学(フランス) ティボ・二コラ

私は来日する前に日本学を勉強することで、日本文化と歴史を細かいところまで大学で勉強したので、来日した時は特に偏見と日本の風習にそれほど強い違和感を感じた覚えはない。しかし、今まで授業だけに出てきた日本の文化やところは、実際に自分の体で感じることができ、身近なものとなった気がする。伊都キャンパスに来て夢のような留学を体験できた。日本人だけでなく、様々な国から来た人と触れ合い、知らなかった文化を味見できた。フランスという日本から遥かに遠い国から来た私にとって、世界が広まっただけでなく、深まったのだ。授業も面白かった。今までの授業と違って、日本語の授業だけではなく、日本語を通して日本語と違う分野を学ぶことが良かったと思う。これで日本語はもう外国語として勉強しなければならないものではなく、他の知識を深める新たなきっかけとなった。もちろん、新型コロナウィルスが流行ってきた以上、難しい生活に強いられたが、それにもかかわらず、楽しい思い出を紡げた。どんなに困難であっても、いつも前向きで、問題を全て解決できた。その態勢も留学で培ったのだろう。

今までよく知らなかった九州の魅力を感じ、日本のどこよりも愛するようになった。高千穂の神秘的な雰囲気と透明な川、青い山が彼方に広がる阿蘇山の風景、堂々と立っている桜島、お湯が沸いてくる別府の地獄、肝に銘じたほど一生忘れられないところばかりだった。九大のほうからも様々な体験や旅行が提供され、私にとってあり得ないほど留学を支え、豊富にしてくれた。伊都キャンパスは確かに田舎で不便なところは多少あるが、綺麗な自然に恵まれ、美しくて有名な糸島に近い。時間をかけて福岡は気が付かないうちに私の心の故郷になった。今福岡に「戻る」のではなく、「帰る」ことしか考えられない。この留学をきっかけで日本で人生を送っても悪くないと決心した。これからも留学について語りたいことはたくさんあるが、恐らく語れないほど豊富な体験ばかりだった。振り返ってみると、今まで送ってきた人生にも、これから送る人生にも苦い味を覚えさせるほど最も素晴らしい人生の欠片であった。

 奈良にて。

 柳川にて。

 高千穂にて。

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