CAP Online参加者からのメッセージ(2021 Spring)

これからCAPへの参加を検討している皆さんへ、CAP初となるオンラインプログラム CAP in Hawaii 2021 (2021年2月23日~3月6日実施)に参加したカレッジ生から、メッセージが寄せられました。
※学年はすべて参加当時

教育学部1年(2020年度)

参加したことに意義があると思うので、思い通りにいかないことがあってもまずは参加した自分を褒めてほしいです。その上でもっと頑張れそうだったら頑張ると、もっと自分に自信が持てると思います。自分が得た機会を最大限に活かしてください。

農学部4年(2020年度)

このプログラムを通して一番学んだことは、自分の意見を持ってアウトプットすることの重要性です。
今回のプログラムで私はハワイにおける移⺠の問題や、外国から⾒た東洋⼈に対するステレオタイプについての授業を受けました。そして、それを踏まえて同じ⽇本⼈の参加者同⼠やハワイ⼤の⽅とたくさんディスカッションを⾏いました。そこで私は英語で話す以前に、⽇本語の状態で⾃分の意⾒や考えを確⽴できていないことに気付きました。今までの経験から、あらゆる考えを柔軟に受け⼊れることは⽇頃から⼼掛けていたのですが、⾃分の考えを発信することに慣れていなかったのです。後半はその弱点を意識しつつ授業に参加し、社会問題等に関する⾃分の考えや価値観を発信(しかも英語で)することでとても成⻑できました。
英語に関しては動画やドラマ等で⽇頃からスピードに慣れておけば、授業には問題なくついていけると思います。
2週間はあっという間で、たくさん頭を使いますが、少なくとも⾃分にとっては⼤変良い経験になりました。今後参加予定の⽅が、より多くのことを学べることを応援しています。

理学部2年(2020年度)

これからのCAP学⽣の皆様に伝えたいことは、積極的に周りのCAP学⽣や先⽣と話をして欲しいということです。もちろん英語で会話することがこのコースの⽬的ですが、授業時間以外におしゃべりすることもおすすめします。
このコースには、春休みにわざわざ勉強したいという⼈が集まっていますから、話をすることでいろいろと刺激を受けることが多いと思います。⾃分がCAP⽣の時には、⾃分の席を離れてどんどん声をかけに⾏っている先輩もいました。(私もそれくらいすれば良かったと後悔しています。)
予習が⼤変だとは思いますが、予習は家でもできるので昼休みなどは他の⽣徒との交流をおすすめします。
では、これからのCAP⽣の皆様がより良い時間を過ごせるようお祈りしています。

理学部1年(2020年度)

私は元々英語に苦⼿意識がありました。特に受験英語にしか触れたことがなかった私は、英語で聞き取ることと話すことがとても苦⼿でした。しかし、⼤学⽣の間にさらに英語が使えるようになりたいという思いと今回の学習内容に興味があり、申し込むことを決めました。⼀⼈で⾶び込むのは不安だったので、友達も誘って申し込みました。
参加して失敗することは、挑戦しないことよりも価値のあることだと考えています。私は他の学⽣よりも理解度が低く、発⾔も少ない⽅でした。課題も多く、ここまで英語漬けの⼆週間は初めてでした。しかし、実際に挑戦してみて、仲間もでき、知らない分野についても英語で理解を深めることができました。プログラムの内容も素晴らしく、参加できたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました。

法学部1年(2020年度)

英語を学ぶ授業ではなく、英語で学ぶ授業を体験することができる貴重な体験でした。また、どの授業もとても興味深いものばかりです。
予習の量が多く、課題の⽂献、ビデオは難しいものが多いため、英語⼒は鍛えられますが、予習にかなり時間がかかると思います。そのため、プログラム期間中は、プログラムの為の時間をある程度とっておくと良いと思います。
授業も全て英語で⾏われる為⼤変ですが、それ以上に楽しく、得るものも多いプログラムでした。参加することができて、本当によかったです。

文学部4年(2020年度)

⼀番伝えたいメッセージは、CAPは約2週間という短い期間かつほとんどの参加者が初対⾯だからこそ、いつもの⾃分を脱ぎ捨て、「本当はこうなりたいんだけどな」という⾃分になりきったり、「いつもの⾃分ならこんなことしないけど、やってみよう」と勢いで挑戦したりして欲しい、CAPならできるということです。

私は3年次を除いて毎年CAPに参加した(おそらく最初で最後の?)学⽣です。1年次では私は英語⼒の無さを⾔い訳にディスカッションにも⾃由時間の交流にも積極的に参加できず⼼残りがありました。2年次には多少の改善はできたものの不完全燃焼でした。最後に参加した4年次には、最年⻑かつ卒業まで数週間ということもあり、英語⼒が⼗分でないことも、話しベタであることも気にせず、やり切ったという実感があります。授業中に発表したりディスカッションで⼀番最初に発⾔したり、どんどん挑戦していくと、例え⾃分の不⼗分さに気が付いたとしても、不思議と気にならなくなり、むしろ⾃分を⾃分でプッシュできていることに⼩さなうれしさと⾃信を感じることができました。1・2年次に気が付いていれば…もったいなかったなぁと思います。冒頭にも書きましたが、CAPは約2週間という短い期間かつほとんどの参加者が初対⾯、さらには海外のCAP参加者の⼤半とはプログラム終了後⼆度と会うことはありません。(九⼤の参加者でも学部が同じでない限り、滅多に会わなくなると思います。)プログラム期間中は⾃分の出来ない所にばかり⽬が向くかもしれませんが、何も気にする必要はないと思います。気にしてしまうと、私が1・2年次に経験したように⼼残りができてしまうかもしれません。

⾊々と書きましたが、私も上記のようなことは1・2年次にも頭では理解していたと思います。ただ、実⾏する勇気(と本気)がありませんでした。⼀回で良いので、少し殻を破るような経験をしてみると、私がそうであったように段々と勢いづいて楽しくなるのではないでしょうか。まずは、授業は前の⽅に座ることをお勧めします。(後ろの⽅だと、⽇本語でも発⾔しづらいと思うので…。)

法学部1年(2020年度)

私が今後のCAP 参加者に伝えたいことは主に三つあります。

一つは、このプログラムに参加するためにはある程度の覚悟を持っておく必要があるということです。今回のプログラムはオンラインで行われたため、本来とは多少異なる部分があったかもしれませんが、ハワイ大学から課される予習の内容と量はとても重く多かったです。これは、入学するのが難しい日本の大学と、卒業するのが難しいと言われるアメリカの大学との違いだと木下博子先生から伺いました。英語の論文やニュース動画を読んだり見たりする予習でしたが、本当に時間がかかりました。人によるとは思いますが、私はかなり夜遅くまで、時には朝まで予習をしていたこともありました。日頃から常に膨大な量の英語に触れているわけではない多くの人にとっては、本当にきつい予習になると思います。それを覚悟した上で臨まないと、プログラムが始まってから受ける衝撃があまりにも大きくなってしまうでしょう。

さらに、プログラム中に触れる英語表現をどんどん盗むことです。私は初め、ディスカッション中にどうやって発言を始めていいか、どのように参加すればよいかが分かりませんでした。”May I speak next?”や”Can I say?”のような、言われてみれば単純で、日本語では簡単に出てくる言葉が英語では瞬時に出てきませんでした。しかし、プログラム参加者の中にはそうしたことに慣れた人もいるので、彼らがどのような表現を使っているのかをどこかにメモしておき、後で実際に自分で使ってみるということをお勧めします。やはり何度も用いる表現はあるので、少しずつ蓄積していくと後で役に立ちます。

そして、ディスカッションや全体での発言などに少しでも、徐々にでも挑戦してみることです。私は初めは失敗することにやはり抵抗があり、なかなか積極的になれずにいました。しかし、驚くほど英語を自在に話すことのできる優秀な人も中にはいますが、全員がそうというわけではありません。正直、自分よりも英語はできないだろうと思われる人もいました。しかし、そのような人でもディスカッションや全体の前で、つまづきながらも、間違えながらも積極的に発言していました。そのような姿を見て、「あ、失敗しても全然おかしくないんだ。」と思うことができ、私も徐々にディスカッションや全体の前で積極的に発言できるようになっていきました。色々な人によく言われますが、失敗することは何もおかしい、恥ずかしいことではないというのは本当です。慣れもあるのでしょうが、私と同じようにプログラムの後半になってようやく積極的に発言できるようになる人もいました。自分より下を見るのはよくないことだと捉えられがちですが、自分と同じような能力・立場・気持ちの人、仲間がいるのだということを認識することができれば、勝手に心強く感じることができると思います。

何にせよ、やはり頑張って挑戦してみることには価値があると思います。私は自らこのプログラムに参加することを決めたものの、事前に大変であることは予想されたし、実際驚くほど大変でした。直前になってやっぱり参加したくないだとか、途中でもうやめたいだとか正直思いました。しかし、いざ終わってみると、安堵感もあるとは思いますが、参加してよかったと思いますし、逆に参加していなかったり、プログラム中にあまり積極的に参加しなかったりしたら、それはそれで後悔した部分もあったと思います。実際に英語の力が伸びた実感はありますし、英語に限らず、こうしたプログラムで今後積極的に参加できるという自信もつきました。本当に大変ではありますが、終わってみれば、終わりさえしてしまえばこっちのもんです。Mr.Children の言葉を借りれば、「高ければ高い壁の方が登った時気持ちいい」です。ぜひ少しでもいいので一歩頑張ってみてほしいです。ありがとうございました。

共創学部2年(2020年度)

CAP を通して、私が身につけたことと後悔したことをお伝えします。

私が身につけたことは、ハワイの歴史と英語のリーディング、リスニング力です。CAP in Hawaii では、ハワイの歴史(特に移民の歴史)を中心に学びます。このプログラムに参加するまでは、ハワイの歴史を何も知らず、興味もありませんでした。しかし、ハワイの歴史を英語で学び、ハワイに対する認識が大きく変わりました。日本人が大好きなハワイは、民族の問題や環境問題など様々な問題を抱えています。CAP では、そのような問題を、ハワイ大学の先生方の講義を通して学べる貴重な機会です。ハワイの歴史について、興味や知識がない方でも、プログラム参加後には、ハワイに対する視点が多く変化すると思います。

私が後悔したことは、その他の勉強が疎かになることです。私はCAP 参加直後にTOEFLを受験しました。プログラム参加前の予定では、日中CAP にて英語を学び、夜中TOEFLの勉強をする予定でした。しかし、CAP で出されるリーディングの課題は多く、TOEFL の勉強をする時間を確保できませんでした。CAP に参加しようと考えている方は、プログラム期間の2週間は忙しくなることを覚悟しておいてください。

最後に、CAP は、ハワイ大学の講義を受けられるとても貴重な機会です。プログラム期間の2週間は、あっという間に時が過ぎてしまいました。課題が多く大変なプログラムですが、ハワイ大学の学生や九州大学の学生と交流ができて、とても楽しかったです。

経済学部2年(2020年度)

・講義について
ハワイ⼤学の内容の濃い講義を英語で受けられます。講義内容に興味があればリスニング⼒が⾼くなくても得られるものはあると思うので、積極的にチャレンジしてください。逆にリスニング⼒はあっても内容に興味を持たなければ有意義な時間にはならないかもしれません。

・ディスカッションについて
伝えようという気持ちが⼤切だと感じました。ディスカッションに参加すると、上⼿に英語を話して意⾒を⾔う⼈より、拙い英語でも⾃分の意⾒を伝えようと⼀⽣懸命話している⼈とのディスカッションが楽しかったです。ディスカッションでよく使う表現を事前に軽く予習しておくと役に⽴つと思います。

・予習について
予習の量は多かったですが、専⾨的な⽤語や講義の予備知識を事前に習得できて講義を受ける時の⼿助けになります。完璧にこなそうとせず、講義に興味をもって事前勉強としてするのが良いと思いました。

・プレゼンテーションについて
2週間の最後の⽇にプレゼンテーションをしましたが、幅広く⾯⽩いトピックでプレゼンがされました。型にこだわらず、興味を持ったことについてとりあえず調べてみるといいです。ハワイ⼤学の先⽣⽅はなんでも歓迎して聞いてくれます。

最後に、
英語を使うことを難しそうと思わず、楽しんでこのプログラムに参加することをおすすめします︕私は英語を流暢に話せるわけではありませんが、少しは⾃分の英語⼒で何かを学べたという今回の経験が⾃信とこれからのモチベーションに繋がりました。とにかく楽しんでください!

共創学部2年(2020年度)

これはどんなことでも⾔えることだと思うのですが、⾃分から動かないと成⻑はありません。⾃分から質問したり、発表したり、まとめ役に積極的に⽴候補したり。そういった積極性がなければ前には進めません。もちろん最初は声を上げるのが怖かったり恥ずかしかったりするかもしれませんが、「このプログラム内で⼀回でいいから発表してみる」などの⼩さなことでもいいので⽬標を⽴て、勇気を持って、積極的になってみてほしいです。そうすれば楽しく、有意義な時間を過ごせると思います。応援しています!

農学部1年(2020年度)

受講したら英語⼒が勝⼿に上がるのではなく、どれだけ積極的に英語で⾃分の意⾒を⾔えるかにかかっていると実感しました。ただ、その思いを⾏動に移しさえすれば、現状の英語⼒がまだまだ発展途上でも⼤丈夫です。なぜなら、九州⼤学およびハワイ⼤学の先⽣⽅は⼿厚いサポートをしてくださるし、他の受講⽣も温かく発⾔に⽿を傾けてくれるからです。CAPのおかげで、⾃分の英語⼒と向き合い、英語⼒向上へのモチベーションを得ることができました。とても実りの多い2週間になったので、周囲の⽅におすすめしたいと思っています。

共創学部1年(2020年度)

① 恥じらいを捨て、積極的に参加すること
わたしがこのプログラムに参加した際、私も含め参加した学⽣は皆初⽇は発⾔が少なく、正直慣れていない状態で消極的でした。そのため、ハワイの先⽣⽅もすこしやりにくそうに⾒えました。しかし、この10 ⽇間で感じたことは「恥ずかしがらず⾃分の思ったことを⼤きな声で⾔うこと」が何より⼤切だということでした。もちろん、最初はコロナの影響もあり⼈前で話すのは勇気がいるでしょう。でもこの留学に参加しようと思った参加者は皆英語への関⼼が⾼い⽅々であるはずです。
おもいっきり、積極的に発⾔しましょう。⼀⼈が頑張れば、後に続き他のみんなもだんだん発⾔してくれるはずです。

② 遠慮しないこと
グループディスカッションの際、リーダーのハワイの⽅は⼝をそろえて「⾃由になんでも⾔っていいよ」と伝えていました。ですから、グループの他の⼈が⾔うかもしれない、と思って遠慮するのではなく、ズバズバと発⾔しましょう。話した分だけ、英語のスピーキング⼒は伸びます。

③ 先⽣のレクチャーはメモを取ること
このCAP のオンライン留学では、多くのsession があり沢⼭の知識を学びました。そこで学んだ内容に沿ってプレゼンやディスカッションをします。そのため、後から⾒直せるようにメモを取ることをお勧めします。書くことで、聞いている際の眠気も感じずに集中できますし覚えやすいです。私だけでなく他の⽅もされていたので参考にしてもらえるとうれしいです。

④ 質問は何でも聞くこと
少しでも疑問に思うことがあればすぐに聞きましょう。また、「こうしたらいいのではないか?」と思うのなら、周りを気にせずに⾔いましょう。

⑤ CAP 以外での英語の時間を作ること
このオンライン留学はかなり満⾜のある内容です。しかし、ここだけでなく予習も含め⾃分⾃⾝で勉強するという英語学習も⼤事です。リスニング、リーディング、ライティングは⾃分の⼒でも頑張りましょう。そうすれば英語⼒も⾝につくはずです。

⑥ イヤホン・PC は持っていこう

⑦ 友達を休み時間に作ろう!!!
学年関係なく話しかけて学⾷に⾏くなどして交流しよう。こんな機会なかなかない!!

医学部3年(2020年度)

私が参加したプログラムでは、英語力というよりディスカッション能力養成にフォーカスを当てたプログラムを行なっていました。ディスカッションを主眼に置いたプログラムで最も重要なことは、おそらく他の参加された方も仰っているでしょうが、積極的に発言する事です。積極的に行動しないと何もせず終わってしまう、というのはディスカッションに限らず留学全般に言える事ですが、ディスカッションがメインのこのプログラムでは授業中の質問も積極的に発言するくらいでないと、効果を最大限受けることはできません。とにかく積極的になりましょう。

しかし普段、日本の大学の授業では一切発言しなくても良いため、いきなり積極的に発言しろと言われても難しいかもしれません。そこで、2 つ具体的なアドバイスを紹介します。

①失敗を恐れない。
一番最初にコーディネーターから言われる事なのですが、これが一番大切だと思います。日本語だと簡単に思える質問でも、英語で答えるとなるとまた別なので皆さん当然間違います。皆さん間違うので恥ずかしく感じる必要はありません!その間違いを恐れる壁を乗り越えられれば、発言も精度が上がっていき、プログラム終盤には的を得た答えを話せる様になっているでしょう。

②集団授業ではなくて、個別指導だと思う。
集団授業だから、皆発言しなければならないと分かっていても「誰かが発言してくれるだろう」と思ってしまって発言ができない。また、集団授業だから、発言するなら完璧な内容でないと周りは皆見ているから恥ずかしいと思ってしまう。これらは非常にありがちです。ですが、もし授業が個別指導だったら、自分が発言しないと授業は進んで行きません。海外大学の授業もディスカッションも同じで、発言しないと進んでいかないのでとりあえず内容は置いておいて発言しましょう。

これらのアドバイスが少しでも皆さんの役に立てば幸いです。前のめりで挑み、実り多いプログラムにしてください!