【日本語教師】JLCC20期生 キム・ウンビさん

こんにちは。私はJLCC20期のキム・ウンビです。
2019年9月17日、九州大学で留学して帰ったら必ず日本語の教師になるという志を抱いて日本へ行きました。韓国で日本語の教師になるためには「任用試験」という試験に受かればそれまでです。しかし、私は誰よりも生徒たちに生々しい日本そのものを教えてあげたかったです。そのためには、まず私から日本の文化に親しくなる必要がありました。つまり、私は日本語の教師を目指して留学生活を始めました。そして大学生として最後に日本で勉強したいという気持ちもありました。
九州大学で留学した感想を簡単に言いますと、私はすでに交換留学の経験があったため、日本語には少し自信がありました。しかし、ヨーロッパや他の国から来た友達の方が私よりはるかに上手でした。自慢していた私は井の中の蛙だったんだと思いました。それで一生懸命に授業を受けました。お互いに肯定的な刺激を与えることのできる友達がいたからこそ、日本語の実力を高めることができました。
そして、授業の質も高かったです。記憶に残るのはスピーチの授業でした。毎週、発表の原稿を書き、人の前で発表し、すぐ先生にフィードバックを頂きました。正直にあの時は少し大変でしたが、授業のおかげで日本語で行われる教師試験の面接及び授業実演で全く緊張せず、気楽に実力を発揮することができました。スピーチの授業以外にも文学や語学など先生たちの心がこもった授業のおかげで自分も知らないうちに日本語の実力が上昇しました。
留学が終わった今、私は何をしているでしょうか。それは、私が留学の前から目指していた日本語の教師です。日本語の教師をなかなか採用していなくて心配しましたが、幸いに私が試験を受けた去年は採用広告がありました。一生懸命に勉強して教師になった今は、どうしたら生徒たちがもっと日本語の勉強を楽しめるのだろうかを考えています。そして、原稿を書いている今は夏休みを向かいました。それで生徒たちに今までの日本語の授業に対して感想を書いてもらいましたが、「何よりも先生の日本生活のお話がすごく楽しかったです。もっと先生と一緒に勉強したいです。」とか「教科書の内容だけでなく、実際の日本事情について勉強できて興味が湧いてきました!」と書いてありました。これを見て言葉では形容できないくらい嬉しかったです。
私は小学生の頃から日本語を勉強しました。その時から日本で生活してみるのが私の夢でした。九州大学はその夢を叶えてくれました。そして私の未来を導いてくれました。あの時会った先生、友達を一生忘れません。「私、本当に教師になれるかな?」と挫折していた時、「ウンビなら必ずできるよ!」と応援してくれた友達、「ウンビさんのように毎日真面目に勉強したら、これからもっと成長すると思いますよ。」といってくださった先生に本当に感謝しています。現JLCCの方及びJLCCを申し込む方!絶対後悔はしないと思います。皆さんの素敵な未来を九州大学で過ごすことは十分な価値があると確信します。

授業で体験した福笑い
授業で体験した福笑い

授業中のキムさん
授業中のキムさん

生徒たちと授業で作ったお守り
生徒たちと授業で作ったお守り