日本語・日本文化研修コースのカリキュラム

1. 日本語・日本文化研修コースの修了要件

コースを修了するには、10月から翌年8月までの11か月間に30単位(450時間)を修得しなければなりません(詳しくは次表参照)。

  • 必修科目(2単位)
  • 選択必修科目(24単位以上/年間)
    • 日本語論(12単位以上/年間)
    • 日本社会文化論(12単位以上/年間)
  • 選択科目(4単位以上/年間)
  • 日本語科目(JACs)
  授業科目 秋冬期
(10月〜3月)
春夏期
(4月〜8月)
必修科目 自主研究(ISP) 2単位(30時間)
選択
必修科目
日本語論(JL)
Japanese Language and Linguistics
12単位(180時間)
日本社会文化論(JC)
Japanese Culture and Society
12単位(180時間)
選択科目 日本の社会や文化に関する学部学生向け授業 4単位以上(60時間)

2. カレンダー

JLCC25期生年間カレンダー

3. 開講科目について

3-1. JLCC必修科目

学期により授業科目が変更することもあります。

3-2. 日本語科目

留学生センターが留学生の多様なニーズに応じ、以下の技能別・レベル別の日本語クラス(JACs:Japanese Academic Courses)を開講しています。日研生はこれらの日本語コースを受講することができます。JACsの受講には事前、オンラインによる登録とプレースメントテストを受ける必要があります(詳しくはJACsのHPを参照)。

JACsのHP

JACsのコース

3-3. 選択科目

選択科目は、本学の学部学生を対象に、基幹教育院や各学部(文、法、教育、経済、共創)などで日本語で開講される基幹教育科目や学部専門教育科目です。本コースコーディネーターの指導のもとに、日本語・日本文化研修コース生が各自の日本研究に関する専攻分野と日本語能力に応じて選択のうえ受講します。

九州大学シラバス

4. エクストラ・カリキュラム

4-1. ゲストレクチャー

近年、日研生の関心や興味は、日本語よりも日本文化や日本社会一般に移りつつある傾向があります。このような日研生の多様なニーズに応じ、日研生が日本の文化、社会、歴史に触れる機会を提供し、カリキュラムを補完する教育活動を行うことを目的とし、学内外の日本文学研究者や各分野で活躍されている専門家によるゲストレクチャーを開講しています。
ゲストレクチャー

4-2. フィールドスタディなど

教育活動の一環として、日本の文化や歴史、自然に触れるために、コース期間中に数回、福岡近郊や九州地域などを巡るフィールドスタディを実施します。また、地域との交流を促進し研修の効果を上げるために、自治体や学校、国際交流団体などが実施する様々なイベントに参加します。以下は一年間の行事予定です。(変更する場合もあります。)
フィールドスタディー
  • 9月末
    JLCC生来日及びオリエンテーション・スタディトリップ
  • 10月
    開講式
  • 11月
    地域との交流(東風地域コミュニティーセンター)
  • 12月
    太宰府・長崎旅行
  • 1月
    原爆講話
  • 4月
    日田見学旅行
  • 5月
    吉野ケ里遺跡見学
  • 6月
    小学校との交流会
  • 8月
    閉講式、自主研修
  • 8月下旬
    成果発表会、研修生帰国
フィールドスタディー

フィールドスタディー

5. 成績と修了証書発行

成績証明書はコース修了後に各本籍大学担当者に直接送付されます。
履修した科目は、履修認定が行なわれ、所定の要件を満たした日本語・日本文化研修コース生には、修了証書を授与します。修了証書は直接各本籍大学担当者に直接送付されます。
本籍大学から依頼があった場合、在籍証明書等を発行します。

6. 単位の認定と交換

受講した科目(単位)については、出席数・試験等所定の要件を満たした場合、成績証明書を発行します。単位認定を希望する場合は、本学発行の成績証明書を持って単位認定をすることができます。単位認定の詳しい手続きについては各自の本籍大学に問い合わせてください。